
横浜山下のライトアジ釣りタックル!釣り方と仕掛け全てを徹底解説
東京湾のアジ釣りは、一年を通して釣果が期待できる釣りです。
どの漁港からも比較的近くで釣りができて、しかもライトタックルで手軽なので、初心者や子供でも挑戦できます。
中でも横浜山下から出船しているライトアジ釣りの船宿は黄金アジの釣果も抜群です。
船釣りの基本とも言えるライトアジ釣りですが、釣果をさらに伸ばしていくためには、必要なタックルや釣り方、仕掛けについて理解しておくことが重要です。
今回は、横浜山下から出船する船宿のライトアジ釣りのタックル・仕掛け・釣り方、おすすめポイントや気をつけるポイント、新鮮に持ち帰る方法まで徹底解説していきます。
横浜山下から出船のライトアジ釣りタックルをしっかりと準備して、東京湾で黄金アジを大量に釣りあげましょう。

目次
- ライトアジ タックル
- ライトアジ 仕掛け
- ライトアジ 釣り方
- ライトアジ 9つのおすすめポイント
- ライトアジ 気をつけるポイント
- アジを新鮮に持ち帰る方法
- まとめ

ライトアジ タックル
ライトアジ釣りのタックルはどのようなものが必要か見ていきましょう。
ライトアジ釣り ロッド選び
ライトアジ釣りに使用するロッドは、船釣り用のライトゲームロッドを使用します。もちろんライトアジ専用のロッドでも大丈夫です。
ライトアジ釣りだけでなく、他の釣り、例えばライト五目などの釣りにも挑戦する場合には、汎用性のあるライトゲームロッドを選んでおきましょう。
ロッドの調子は、バランスの良い7:3調子がベストです。コマセをしっかりと振ることができる胴で、穂先も適度に曲がるバランスです。
ロッドの長さは、2m以内でなるべく短いものを選びましょう。1.8m前後が推奨されていますが、やり取りや手返しなどを考えると短ければ短いほど使いやすくスムーズな操作が可能です。そして、一日中手で持つので軽いほど適しています。
ちなみに、マルイカロッドなどでもライトアジ釣りが可能です。私はマルイカやカワハギをメインに釣ることが多いので、マルイカロッドでアジを釣っていますが、問題ありません。黒鯛などの大物が掛かっても対応できます。
LTアジ釣りのタックルについては、横浜山下出船の東京湾超LTアジタックルおすすめNO1をご覧ください。

ライトアジ釣り リール
ライトアジ釣りのリールは、小型の両軸リールを使用します。
東京湾のライトアジ釣りは、水深15m~30mの水深で浅場の釣りなので、PEラインの1.5号か2号が100m以上巻ける両軸リールであれば問題ありません。
一日中手持ちで釣りをするので、なるべく軽いものを選びましょう。
時には、真鯛やヒラメなどの大物ゲストが登場することもあるので、あえて気にするとしたらドラグ性能の良いリールを選んでおくと安心です。

ライトアジ 仕掛け

ライトアジ釣りの仕掛けは、コマセカゴと天ビン、針2本〜3本仕掛けが基本です。
ライトアジ コマセカゴ
ライトアジ釣りのコマセカゴは、各船宿によって違うので確認が必要です。船宿のコマセに合ったカゴの網目の大きさが必要で重さも指定されたものを使用しましょう。ビシは30号~40号が一般的です。
写真のビシは40号です。ワンタッチで開閉出来るので手返しがスムーズです。スマートな形でアジのあたりを敏感に感じとることが出来るのでおすすめです。
ライトアジ釣りのコマセカゴの関連記事は、東京湾LTアジ釣りのコマセカゴ選び!手返しを重視して釣果を伸ばすをご覧ください。

ライトアジ 天ビン
アジの引きを吸収するために、天ビンを使用します。これもアジに合ったサイズのものを選びましょう。片天ビンで腕長20cm~30cmのライト用が適しています。

ライトアジ クッションゴム
クッションゴムを使う場合は、太さ1mmか1.5mmで10cm~30cmのものを使用します。個人的には必要ないと思っているので、使っていません。
現在のロッドは、強度もあるのにしなやかさもあるので、アジの引きはロッドが吸収してくれます。少し年代の古いロッドを使う場合にはクッションゴムは必要かもしれません。

ライトアジ 仕掛け
ライトアジ釣りの仕掛けは、ムツ針10号前後、ハリス1.5号〜2号の2本〜3本針が基本です。釣りになれていない場合は、仕掛けの絡みにくい2本針を使用しましょう。
仕掛けも様々なタイプが売られていますが、シンプルで安いもので十分です。
何を買ったら良いか迷うようなときは、船宿で推奨している仕掛けを買うのがおすすめです。

2本針で良く使う仕掛けです。ムツ針9号、ハリス1.5号、長さは1.8mで一番扱いやすいです。
横浜山下から出船するポイントは、黒鯛なども釣れますがハリス1.5号でも十分に対応できます。

ハリス1.5号で釣り上げた50cmの黒鯛。

ライトアジ 釣り方
ライトアジの釣り方について見ていきます。
ライトアジ釣りは、コマセ釣りです。アジがいるタナにコマセを撒いて、そのコマセに集まったアジをエサの付いた針に掛ける釣りです。
コマセカゴにコマセを入れる
コマセカゴにコマセを入れます。コマセは船宿で用意されているイワシミンチを使用。コマセカゴにイワシミンチを7割~8割程度入れます。
コマセを何回か入れていると大きいイワシが残っている場合があるので、網目から出ない大きさのイワシミンチは取り除きましょう。

針にエサを付ける
針にアカタンを付けます。アカタンとは、イカを塩で締めて食紅で赤く染めたものです。
アカタンを1つ針に刺して針先を出します。ちょんがけと呼ばれる、エサをちょんと掛ける刺し方で刺します。
状況によってはイソメを使う場合もあります。イソメは1cmくらいの大きさに切って、針にちょん掛けします。

仕掛けを投入する
船長から合図が出たら、仕掛けを投入します。
リールの糸を指で押さえて、リールのスプールをオフにします。(スプールをオフにするとは、リールの糸を巻く装置をオフにすることです。リールの糸がオモリの重さで自然に落ちていくようにします)

コマセカゴの重さで海に沈んでいく速度を、指で押さえたリールの糸の強さを調整しながら落としていきます。

先に仕掛けを海に入れて、竿にぶら下がったコマセカゴをゆっくりと下ろすとスムーズに投入することができます。
タナの取り方
タナとは、魚がいる層のことです。
船長から「底から3m」などと指示があるので、そのタナにコマセカゴがくるようにします。仕掛け(エサの付いた針)が1m〜2mのあたりに漂うようにします。
まずは、仕掛けを投入してコマセカゴが海の底に着くまで仕掛けを落とします。コマセカゴが着底すると糸がたるむので、スプールをオンにします。
糸フケを取ります。糸フケとは、着底したコマセカゴからつながる糸が緩んでいる状態です。リールを巻いてコマセカゴからつながる糸をピンと張った状態にしましょう。
底から2m巻き上げて、コマセを3回振ります。そのあともう50cm巻きながらコマセを振り、底から3mのところにコマセカゴがある状態にします。
コマセを振る
コマセは、底から2mのところで振りながら糸を巻き、さらに1m巻き上げながら振ります。3~4回振れば大丈夫ですが、状況によっては1回だったり、振らずに待つ場合もあります。
撒いたコマセの中に、エサの付いた針が包み込まれるようにある状態がベストです。海の中を想像してコマセと針を同調させましょう。

コマセの振り方
竿先を海面に近い状態から素早く30cm~50cm程度上に上げ止めます。その後1m巻き上げながら、再度30cm~50cm程度上に上げてゆっくりと底から3mの位置にコマセカゴを配置します。
竿を大きく上下するとその分コマセが広範囲に広がってしまうので、なるべく底から2mくらいの位置にコマセが集中するイメージが必要です。
合わせ方
アジが針に掛かると竿先がピクッと震えて竿に振動がきます。大きく竿を上げる必要はないので、ゆっくりと竿を上にあげそのままリールを巻いて魚が掛かっているようなら巻き上げてきます。アジがヒットしたと思ったら、一呼吸おいてから巻き上げた方が針掛かりは良くなります。

やり取り
やり取りもほとんど必要ありません。魚が掛かったらリールを一定のスピードで巻き上げましょう。早く巻きすぎるとアジの口が切れてしまいます。あせらずにゆっくりで大丈夫です。
2本針に2匹ヒットした時は、1匹の時よりもあきらかに重く感じます。焦らずに一定の速度で巻き上げてきましょう。
黒鯛や真鯛などがヒットすると下にグングングンと3回くらい突っ込むような引き方をします。それを繰り返しながら上に上がってくるので、下に突っ込むような時はリールを止めて、突っ込む様子が止まったら巻き上げてきましょう。
取り込み方
コマセカゴが海面に出たら竿を立てて、コマセカゴを手で持ちます。竿を置いて空いた手で魚の付いた仕掛けを船内に取り込みます。なるべく上の針に近い部分を持って引き上げると仕掛けが絡まずに取り込むことができます。

ライトアジ 9つのおすすめポイント
ライトアジ釣りの9つのおすすめポイントを見ていきましょう。
コマセ釣りで誰でもできる
ライトアジ釣りは、コマセ釣りなのでサビキ釣りのように釣ることができます。コマセの振り方とタナの取り方さえマスターすれば、誰でもできます。コマセの振り方もタナの取り方もとても簡単です。
タックルが軽い
タナが浅くアジの引きもそれほど強くないので、タックルが手軽で軽いです。釣り道具の準備も簡単ですし、持ち運ぶ際も釣りの最中も軽いので、初心者や子供でも安心して釣りができます。

仕掛けがシンプル
仕掛けがシンプルなので、あまり考えずに釣りをすることができます。針のエサの赤タンは毎回取り変えなくても長持ちするので、手間が省けて楽です。
一年中釣ることができる
年間を通して釣りを楽しむことができます。魚は季節で釣りものが変わるので、いつでも釣りをしたいときに行けるアジ釣りは定番です。
夏は軽装で、真夏の日差しを浴びながら楽しめますし、秋は脂がのったアジを堪能できます。

あたりや合わせが簡単
アジのあたりは、竿先や竿に振動がくるのでわかりやすく、その反応があったらリールを巻き上げればいいので簡単です。竿先や竿に振動が合ったら、少し竿を立てるとよりアジの引いている力が伝わってきます。リールを早く巻きすぎると、アジの口から針が外れてしまうので一定の速度でゆっくりと巻き上げましょう。
誰でも数を釣ることができる
アジは、群れで泳いでいるのでタナをしっかりと取れば、簡単に釣ることができます。一回の仕掛けの投入で数匹のアジが掛かると一気に数を伸ばすことができます。
まわりの人の様子を見て、良く釣れている人のやり方やタイミングを真似するのも数を伸ばす秘訣です。
アジが大量に釣れた場合の調理の仕方については、大量の釣りアジはどうする?アジを食べ尽くす20種類の調理レシピをご覧ください。

釣り場が近い
アジがいる釣り場のポイントまでが近いです。船宿にもよりますが港から出船して10分~15分くらいでポイントにつきます。船の揺れが心配な方も、比較的始めやすい釣りです。
ベイブリッジを眺めながら釣ることもあります。東京湾の陸に近いところは、風の影響も受けにくいので出船中止も比較的少ないです。

午前便や午後便など時間の融通が効く
午前便や午後便など、半日くらいの時間で楽しむプランがあります。少し空いた時間で、美味しいアジを釣りたい場合にはちょうど良いです。特にお子様がいる家族などは、子供が飽きない半日くらいが良いかもしれません。
午前便で昼前くらいに上がって、昼から美味しいアジを楽しむか、朝はゆっくりして午後便で釣りをして夜のつまみをゲットするか、楽しみ方はいろいろです。
アジが美味い
アジは、新鮮なものだと本当に美味しいです。特に横浜山下から出船するポイントは、黄金アジで良型がそろっています。刺身、たたき、なめろうの他にフライや焼き物など、何でもできます。
たくさん釣れても加工して保存できる
たくさん釣れた場合は、加工しておけば保存が可能です。アジを開いて一日干せば一夜干しになりますし、新鮮な身を切って冷凍しておけばフライなどにできます。細かく刻んで丸めておけば、つみれにもなります。

黄金アジの一夜干しは絶品です。一夜干しの作り方については、釣りアジの一夜干し!美味しい作り方と保存方法をご覧ください。

神経締めをして、しっかり冷やして持ち帰れば新鮮な状態が長持ちします。内臓を取って塩を振って冷蔵庫で保存すれば3日後でも美味しい刺身が食べられます。
アジの様々な調理方法については、関連記事をご覧ください。大量の釣りアジはどうする?アジを食べ尽くす20種類の調理レシピ

ライトアジ 気をつけるポイント
ライトアジ釣りで気を付けるポイントをみていきましょう。
仕掛けの絡み
仕掛けを投入するときに、コマセカゴや天ビンと仕掛けが絡まないようにしましょう。仕掛けを先に海に入れて、その後から竿にぶら下がったビシを入れていくと絡まずに投入することができます。
タナを守る
アジはタナを間違えると釣れません。船長からの指示ダナを守るようにしましょう。コマセを撒くタナがバラバラになると魚がいろいろなところに分散してしまいます。しっかりとタナ付近でコマセを撒きましょう。
他の人とオマツリしないように
仕掛けを投入するときには、潮の流れを見ながら投入します。自分の仕掛けが他の人の仕掛けと角度が違う場合は、オマツリをする可能性があります。仕掛けが斜めに下りていくときには、仕掛けを一度止めて真下にくるのを待ちましょう。
半日船の場合、仕掛けの絡みを取っている時間がもったいないので、他の人との距離やタイミングなどは特に気を付けましょう。
仕掛けを入れたまま席を離れない
仕掛けを入れて竿受けに竿を掛けた状態で席を離れるのはやめましょう。魚が掛かって魚が動いたり、潮の流れでオマツリの原因になります。竿がそのまま海に落ちてしまうこともあるので注意が必要です。
仕掛けが着底したら糸フケをとる
仕掛けが着底したら糸フケを取って、仕掛けをタナに合わせましょう。いつまでも着底したままだと、石や岩などに根がかりしてしまいます。
根がかりすると仕掛けの針を切るしかありません。下手すると道糸のラインが切れて、天秤やコマセカゴも無くなるので、着底後の糸フケは速やかに取りましょう。
取り込み時のバラシ
アジが掛かった仕掛けは、常に一定のテンションがかかった状態のまま取り込みます。ラインが緩むと針がアジの口から外れるので、バレてしまいます。せっかくヒットしたアジは慎重に取り込みましょう。特に上の針は枝スになているので外れやすいです。コマセカゴを船に上げたら、一番上の針が付いている根元近くを持つようにするとバレが少なくなります。
船に上がったアジの針を外す時に、手を怪我しないように魚を掴むものがあると便利です。


アジを新鮮に持ち帰る方法
アジを新鮮な状態で持ち帰るためには、クーラーボックスが必需品です。
アジを新鮮に保つためには、氷の入ったクーラーボックスに海水を入れて、キンキンに冷やしたところにアジを入れましょう。氷の上に魚を入れただけでは、身の一部しか冷えないので鮮度は保たれません。
氷も海水と同じ塩分濃度の3%程度になるように塩を入れた氷を作って行くと、とても冷えた状態になり魚も新鮮に保てます。
神経締めと血抜きもすれば、最強の鮮度で持ち帰ることができます。【釣り黄金アジを新鮮に持ち帰る方法】東京湾LTアジ釣り

撮影のために、魚を上にしていますが、すべての魚が氷海水の中に沈んでいる状態にしておきましょう。

まとめ
ライトアジ釣りについてみてきましたが、船釣りの中では手軽にできる釣りです。初心者や家族連れでもできる釣りなので、船釣りを始めるにはライトアジがおすすめです。特に横浜山下出船の東京湾のライトアジ釣りは最高です。
そして、アジもたくさん釣ることができるので、美味しいアジがしばらくは食べ続けられます。加工すれば日持ちもするので、どんなに釣っても大丈夫。
ぜひライトアジ釣りに挑戦してみましょう。
東京湾のライトアジタックルについては、横浜山下出船の東京湾超LTアジタックルおすすめNO1をご覧ください。
初心者でも挑戦できる相模湾のコマセカツオ釣りに関する記事は、船釣り初心者でもカツオが釣れる!カツオだから釣れる!7つの理由【2021年相模湾コマセカツオ】をご覧ください。

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