【マルイカ釣り仕掛けの基本】相模湾 マルイカ釣り方 (5月・浅場・ライト)
春から夏にかけて、相模湾では、比較的浅いところにマルイカが移動してきます。
冬の水温が低い間は、マルイカは深い場所にいるので、釣りの棚も深くなるため電動リールが必要で仕掛けも大きくなりますが、5月くらいになると相模湾の東沖を中心にマルイカを追う船が集まり、ライトな仕掛けで釣ることができます。
春になると温度も上がり、釣りに出かけるには絶好の環境になります。そんな浅場のマルイカを釣るための、仕掛けから釣り方までマルイカ釣りの基本を解説していきます。
目次
- マルイカタックル
- マルイカ仕掛け
- マルイカ釣り準備
- マルイカ釣り方
- マルイカ持ち帰り方
- まとめ
1.マルイカ タックル
マルイカ釣りのタックルについて見ていきましょう。
マルイカ ロッド
ポイント 軽くて扱いやすいものが良いです。値段もそれぞれなので、ご自身の予算でなるべくリーズナブルなものが良いと思います。
ただしマルイカ釣りでは、ロッドの穂先の繊細さが求められます。マルイカのあたりは、ロッドに伝わる反応がほとんどありません。穂先の微妙なあたりを見極めて合わせる必要があるので、マルイカ専用ロッドを選びましょう。
ロッド:マルイカ専用 1.5m 前後 ( 8 : 2 ~ 7 : 3 調子 )
リール : 小型両軸リール
PE : 0.8号 200m
オモリ: 40号 or 50号
※参考 私が使っているもの
ロッド
DAIWA MARU-IKA X 82 MH-140
- 【標準全長】 1.40m
- 【仕舞寸法】 74cm
- 【継数】 2本
- 【自重】 81g
- 【先径】 0.9mm
- 【元径】 8.8mm
- 【錘負荷】 30~60号
- たたきやすく、合わせが効く8:2調子
DAIWA MARUIKA X S/MH-155
- 【標準全長】 1.55m
- 【仕舞寸法】 82cm
- 【継数】 3本
- 【自重】 89g
- 【先径】 0.8mm
- 【元径】 8.9mm
- 【錘負荷】 20~60号
- 穂先が極めてしなやかで、操作性が良い
マルイカ リール
マルイカ釣りのリールは、小型両軸リールを使用します。PEライン0.8号〜1号が200m程度巻けるものを選びましょう。一日中手持ちでしゃくり続けるので、軽いものがおすすめです。
DAIWA PREED 150SH-DH
軽くて操作性に優れています。
全体の形と配色が良いです。
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2.マルイカ仕掛け
仕掛けの種類は、3つあります。
- 直結(ちょっけつ)
- 直ブラ(ちょくぶら)
- ブランコ
スッテがハリスにどのように配置されているかによって、仕掛けの名前が付けられています。基本は、スッテが5つの仕掛けで始めるのが、やりとりなども考えるとベストです。
特徴
① 直結仕掛け
スッテが一直線に並んだ仕掛け。手返しが早く、アタリがわかりやすい。半面、取り込み時にバレやすいのが特徴です。
② 直ブラ
直結仕掛けに対して、枝ス(枝ハリス)を5mm~5cm出した状態でスッテを配置する仕掛け。あたりが直結よりわかりにくいが、バレにくいのが特徴です。
③ ブランコ
直ブラの枝スが20cm~30cmになった仕掛け。枝スが長い分、手返しが遅くなるが、イカが違和感なく抱きつきやすいのが特徴です。
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3.マルイカ釣り準備
ロッドリール、仕掛けを用意したら、最後は船での最終準備です。
まずは、船にある投入器、バケツとザルをセッティングします。
手元には、ハサミ、歯ブラシ、タオルなどを用意しておきましょう。
歯ブラシは、スッテについたスミを取り除くときに使います。
ロッドのラインと仕掛けをつなぎ、最後におもりをつければ準備完了。
投入器は、仕掛けのスッテが船の上で絡むのを防ぐために使います。
ロッドに近いほうから順に、仕掛けの1番上のスッテを入れ、1番遠くに最後のスッテを入れます。
おもりは、糸がからまない場所に置きます。
下の画像では、左がわの投入器から出ているハリスがロッドにつながっています。
船で借りられる投入器は、筒の部分が傷ついていてハリスを傷付ける恐れもあります。心配な方は自分で用意して持ち込みましょう。
バケツとザルを用意しておきます。釣れたマルイカはバケツに入れておけば沖上がりまで生きていますが、バケツの外に飛び出るので、ザルでフタをしておきます。
オモリのシンカーは、船宿によって重さが指定されている場合もあるので、船宿に確認しましょう。
4.マルイカ釣り方
マルイカの群れを追っている船は、群れを見つけるとゆっくりとした動きになります。
その船の動きを見ながら、ロッドを持ち、もう片方の手でおもりを持って投入の合図を待ちます。
群れを追っているので、素早い投入が釣果につながります。
- 船長の合図が出たら、おもりを海に投げ入れる。自分の正面に落とす程度で大丈夫です。
- 投入後は、ロッドを下に向けておき、おもりが着底したらすぐに糸フケをとって、張らず緩めずの状態であたりをみます。このときにイカが乗っていると糸フケが引き込まれる。もしくは、竿先にあたりがでます。
- 何もない場合は、一度大きめに聞き合わせをする。(ゆっくりと上にあげる)
- 反応がない場合は、1mほど巻き上げて誘いあげする。
- その後は、おもりが海底から3m~5mくらいになるまで、誘い上げを繰り返す。
- これで反応がない場合は、一度10m以上巻き上げ、再度おもりを着底させて同じことを繰り返す。
アタリは、とても繊細です。
アタリを見分けるには、経験も必要と思いますが、大きく3つの種類があります。
①竿先が下に沈む感じ(おもりより若干重くなる)
②竿先が上に浮く感じ(おもりより若干軽くなる)
③竿先がピクっと動く。
このあたりと思われる違和感があったら、竿を上げてあたりの反応をみましょう。
常に竿から伝わる重さを手で覚えておき、竿先の動きに全集中です。
関連記事・・【マルイカ釣り】あたりと合わせのタイミング3つのポイント
5.マルイカ持ち帰り方
マルイカを釣ったら、新鮮な状態で持ち帰りましょう。
イカは、水につけると浸透圧の関係で、イカの身から水分が抜けてしまいます。
直接、氷水などにつけずに、袋やかごに入れましょう。
おすすめは、少し厚めのチャック付きの袋(ジップロック)。2重にすると万全です。
手順
1. 袋に入れる前に、イカをカゴに入れてスミをはかせる。1分くらいでおとなしくなります。
2. 少し経つと身が白くなるので、丁寧に袋に詰めます。
3. クーラーボックスの中に氷を用意しておき、海水を入れて冷たい海水にしておきます。
その海水につかるように、イカの入った袋を入れておきます。(絶対にイカの袋の中に水が入らないようにしましょう。
冷たい海水にしておくと、万が一袋がやぶれてもイカが真水につかることはなく、海水につかるので海水にしています。)
エアーポンプを使うと生きたまま持ち帰ることもできます。市販のエアーポンプを使用しています。
海水の温度を一定に保つために、ペットボトルに水を凍らせたもので、温度調整すると元気なイカが家でも見ることができます。
マルイカを生きたまま持ち帰る方法については、関連記事のマルイカを生きたまま持ち帰る方法!2つのアイテムで誰でも出来るをご覧ください。
最後は、釣りの反省をしっかりとして、美味しいイカをいただきましょう。
まとめ
相模湾の春から夏にかけてのマルイカ釣りは、タナも浅くライトな仕掛けで挑戦できるので、これからイカ釣りを始める人にも向いています。そして、釣れたマルイカは調理もしやすく、本当に美味いです。ぜひ挑戦してみてください。
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