
デカカツオバラシ7つの原因!仕掛けと取り込みがポイント【相模湾コマセ】
2021年の相模湾コマセカツオがついに解禁しました。
初日から釣果情報が上がっていますが、何やら調子が良さそう。
しかも、カツオは大きいサイズが釣れています。
カツオのサイズが大きくなると増えるのがバラシです。
デカカツオはいるものの、バラシが多くなると釣果に繋がらないのも事実。
今回は、バラシの原因とバラさないための仕掛け、取り込みの時のポイントについて解説していきます。
目次
- はじめに
- 針が原因のバラシ
- ハリスが原因のバラシ
- 仕掛けが原因のバラシ
- ドラグが原因のバラシ
- タックルが原因のバラシ
- やり取りが原因のバラシ
- 取り込みが原因のバラシ
- まとめ
1.はじめに
バラシとは、掛かった針が外れたり、ハリスが切られたりして、魚を逃してしまうことです。
せっかく掛かったカツオなのに、バラシてしまっては悔やんでも悔やみきれません。
デカカツオの場合、様々な原因でバラシが発生します。
バラシの原因について、次から詳細を見ていきますので参考にしてみてください。
2.針が原因のバラシ
針が原因のバラシは、すぐに改善できる対策です。
針がさびていたり、針が伸びている場合は、カツオの口に掛かりません。
そして返しの部分がすり減っているとカツオの口に掛かっても抜けてしまいます。
針は、きれいで針先や返しが完全なものを使用しましょう。

3.ハリスが原因のバラシ
【ハリスの傷による切れ】
ハリスは何度か使っていると魚に触れたり、船に擦れたりして、傷がつく場合があります。
見た目で傷ついているときはもちろん交換が必要です。
ハリスを指で触ってみて、ザラザラした部分がある場合にも交換しておきましょう。
【ハリス強度不足による切れ】
ハリスの太さとカツオの重さが合わないと強度不足によりハリスが切れます。
タックルややり取りでも変わるので、100%の答えはありませんが、5kg以上のカツオの場合はハリス14号以上、7kg〜8kg以上の場合はハリス16号以上が安心です。
見た目で傷がついているハリスは、すぐに新しいものに交換しましょう。

4.仕掛けが原因のバラシ
5kg以上のカツオが釣れているときは、ハリスは太め設定が安心です。
ハリス14号以上を使用するようにします。
特に船内でヒットが連発しているときには、ハリスの号数を下げる必要はありません。
細いハリスで力負けで切れるのを防ぎましょう。
食いが渋いときには、デカカツオでも12号以下を使用する場合もあるので、まわりの状況を見ながら臨機応変に対応しましょう。
針の大きさは、13号から15号で十分対応できます。
ハリスの長さは、2m〜2.5mがベストです。これは、取り込み時にカツオの口がちょうど海面に出る、ちょうどいい長さだからです。
関連記事・・バラシに効果あり!コマセカツオのオリジナル仕掛け公開!【相模湾コマセカツオ】

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5.ドラグが原因のバラシ
ドラグが弱いと、無駄に走らせてラインやハリスに緩みが出てしまいます。
カツオが泳ぎの方向を変えたときに針が外れる可能性があるので、ドラグは強めに設定しておきましょう。
ハリスが太いならドラグはどんどん強くして大丈夫です。
強さの目安は、ラインを親指と人差し指で挟んで、力いっぱい引っ張ってギリギリ出るかどうかの強さです。
ただし、ハリスの号数とのバランスも重要です。12号や14号のハリスでデカカツオを狙う場合には、瞬殺のハリス切れを防ぐために、ドラグの設定をラインが引っ張ってギリギリ出るよりも気持ちだけ緩くするのが良い釣果につながります。
少しカツオに引っ張られる時間ができますが、取り込み時にはカツオを高確率で取り込めます。
6.タックルが原因のバラシ
コマセカツオ用に対応したロッドやリールを選んでいる場合は、何も問題ありません。
少し強度の弱いロッドやリールだとやり取りに時間もかかりますし、破損の原因にもなるので、大型青物に対応したものを選びましょう。


7.やり取りが原因のバラシ
カツオは、ヒットした瞬間にすごいスピードで走り始めます。
真っ直ぐ下に潜るならまだしも横に走られたら、他の人とマツッてしまいバラシの原因になります。
ヒットしたら、やり取りするというよりは、力で巻き上げてきましょう。
十分なタックルと仕掛けであれば、力任せで巻き上げても大丈夫です。
というよりは、力で早く上げてこないとバレます。

8.取り込みが原因のバラシ
バラシの原因の中で一番多いのがデカカツオの取り込み時のバラシです。(カツオはサイズにかかわらず、取り込み時のバラシが多い)
取り込み時のバラシが多い原因は、
- 最後の海面付近でハリスがゆるんで、針が口から抜けてしまう
- 他の人とマツってハリスがゆるみ、針が外れる
- 海面に口を出さない状態で、海面付近を横に走らせて、方向転換させたときに、針が外れる
- 海面に口を出しておとなしくさせたのに、再度海の中に頭が入り泳ぎ始めたため、口から針が抜ける
この4つが主な原因です。
これを防ぐためには、ヒットした瞬間からタモに取り込むまで、ラインとハリスをゆるませないことです。
4つのバラシの原因の対策
海面でハリスがゆるんで針が口から抜けるのを防ぐには、巻き上げてきたコマセカゴを桶に置くときに、カツオの引く力に合わせてハリスをしっかり持ち、自分の腕と体をロッドのように使い常に一定の力で綱引きされていて、ハリスをゆるませないようにしましょう。
他の人とマツってしまうのは、カツオ釣りではよくあることです。マツってしまうとラインやハリスなどが絡み合い針が抜けてしまうので、マツらないように早く巻き上げることが重要です。
海面付近の横走りによる針の外れを防ぐには、こちらが主導権を握り、カツオが方向転換したときに、それに合わせて力の強弱をつけてハリスが張った状態をキープすることです。
カツオの口を海面に出すとカツオはおとなしくなります。それが波や船の動きで、カツオの口が海中に入ると急に泳ぎ始めるので針が抜けてしまいます。一度カツオの口を海面に出したら、そのままキープして二度と海中に入れないようにしましょう。タモですくうまで、慌てずにキープしておけば確実に釣りあげられます。
9.まとめ
デカカツオのバラシの原因についてみてきましたが、せっかくやってきたチャンスをものにするためにも、バラシの対策をしっかり行ってデカカツオを釣りあげましょう。
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