大量の釣りアジはどうする?アジを食べ尽くす20種類の調理レシピ
東京湾で手軽にできて、誰でも簡単に釣ることができるので人気の高いアジ釣り。面白いほど釣れるので、夢中になって釣っていると気付けば毎回大量のアジ。
「そんなにアジが釣れてもどうするの?」と考えている方、心配ありません。アジは様々な調理方法で食べることができますし、工夫をすれば数週間から数ヶ月間保存ができます。
釣りアジを食べ尽くすために、20種類の調理方法を紹介していきます。
「もっと釣っても良かったなあ」と思えるほど、いろいろな調理方法がありますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
目次
- アジの下処理の基本
- アジの刺身
- アジのたたき
- アジのなめろう
- アジの握り
- アジの冷や汁
- アジ丼
- アジの酢締め
- アジの昆布締め
- アジの塩焼き
- アジの干物焼き
- アジの骨せんべい
- アジハンバーグ
- アジの蒲焼き
- アジのムニエル
- アジフライ
- アジのつみれ汁
- アジのアラ汁
- アジの味噌汁
- 焼きアジの冷や汁
- まとめ
1.アジの下処理の基本
アジの調理を始める前に、下処理の基本について見ていきましょう。
アジの3枚おろし
その日に食べる分の刺身やたたきなどに使用する3枚おろしは、魚を捌く上で基本中の基本です。
①ぜいごとうろこを取る
アジを水洗いしたら、ぜいごを切り取ります。その後、包丁を立て尾から頭にかけて全体のうろこを取ります。
②エラを取る
エラぶたから指を入れて、左右のエラをつまんで引き抜きます。アジのエラはやわらかいので、指で引っ張れば簡単に取れます。
③内臓を取りだす
お腹の部分に切り込みを入れて内臓を取りだします。内臓を取りだしたら、血合いの部分をしっかりと洗い流しましょう。
④頭を落とす
胸ビレの付け根から包丁を入れて頭を切り落とします。
⑤2枚におろす
頭を左にして、お腹のほうの尾から頭に向けて中骨にそって包丁を入れます。そのまま180度回転させて、背中側の頭のほうから尾に向けて中骨にそって包丁を入れます。
⑥3枚におろす
中骨がついた方も同様にして、中骨を切り離します。
⑦腹骨をすき取る
身の内臓があった部分の腹骨を切り取ります。
⑧血合い骨を抜く
中骨があったあたりを指で触れて、細かい骨を見つけて毛抜きで抜きます。
⑨皮を引く
頭側の皮を少しはがします。身を押さえて皮を尾の方に向かって引っ張ると簡単に皮がむけます。身はまな板にあてて、布巾などで押さえるとやりやすくきれいに取ることができます。
アジを新鮮に保つ
アジの鮮度を保っておくと、2日〜3日は刺身として食べられます。
①アジを水洗いして内臓を取り除きます。
②塩を振って30分おきます。
③表面と内臓の部分の水分をふき取って、袋に入れて冷蔵保存します。
刺身として食べる場合も3日間は臭みもなく美味しく食べることができます。
冷凍保存
アジを冷凍する場合は、水洗いして水分をふき取ります。塩を振って1尾づつラップに包んで保存袋に入れておくと3週間程度保存できます。
アジを開く
アジを開いて、一夜干しや塩焼き用に加工します。
①アジを水洗いして、内臓を取り除きます。
②お腹のほうから中骨にそって頭から尾まで包丁を入れます。
③さらに中骨にそって背の付け根まで包丁をいれます。
アジの切り分け
アジの身を切り分けて、フライやムニエル用に加工します。これは、3枚おろしで身と骨を切り離したら、細かい骨を抜き取って、皮は引かずにしておけば大丈夫です。
アジの蒲焼きやムニエル、フライなどに使用するときに便利です。
アジのつみれ
3枚におろしたら、骨を抜き皮を引きます。身の部分を細かく刻み、包丁でたたいてミンチ状にします。適度な大きさに丸めて完成です。お好みで刻み生姜を適量入れても美味しいです。冷凍保存もできます。
お好みで刻み生姜を加えます。
大きさは直径3cmくらいが丁度良い食べやすさです。
冷凍保存は、一個づつラップしておきましょう。
2.アジの刺身
3枚におろして、骨を抜き皮を引いたアジを使います。
アジの大きさによって食べやすい大きさに切り完成です。表面に切り込みを入れると歯触りが良くなるので、お好みで数カ所包丁を入れましょう。
3.アジのたたき
アジは3枚におろして、骨抜きと皮引きをします。
アジの身を4mm程度の厚さに切って完成です。お好みで生姜やネギを添えてください。
4.アジのなめろう
アジは、3枚におろして骨抜きと皮引きをします。
アジと野菜を細かく刻みます。
刻んだものと味噌を合わせて、包丁で切るようにたたきます。
身の粒が粗めに残るようにして、けっしてミンチまではいかない程度にしましょう。
材料:アジ・1尾、青じそ・2枚、みょうが・1個、青ネギ適量、みそ・小さじ2、その他お好みの薬味
5.アジの握り
アジは、3枚におろして骨抜きと皮引きをします。
アジの表面に切り込みを数カ所入れます。
寿司酢と米を合わせて、握り用のシャリを作ります。
シャリの分量は、200gで10貫を目安にするとちょうど良いですが、アジの大きさやお好みでシャリの量を増減しましょう。
6.アジの冷や汁
シンプルなアジの冷や汁は、刺身用のアジを使います。白いりごまと味噌を冷やした水を加えて好みの加減に調整します。
薬味野菜の青ねぎ・青じそ・みょうが・きゅうりを刻んで下準備しておきます。
冷ましたご飯に細かく切ったアジと冷や汁を加えて完成です。
材料(2人分): アジ・2尾、白いりごま・大さじ2、味噌・20g、青ねぎ、青じそ、みょうが、きゅうりなど適量
7.アジ丼
アジは3枚におろして、骨抜きと皮引きをします。
アジの表面に切り込みを数カ所入れます。食べやすい大きさに切っておきます。
ご飯を盛り付け、その上にアジを乗せて生姜とネギを添えれば完成です。
8.アジの酢締め
アジを3枚におろして骨を取り、皮も引いた状態にします。身全体に塩を振り、20分おきます。
水1:酢3のものに砂糖少々と昆布を入れて、20分おいたアジを入れて15分漬けます。取り出して水分をふき取れば完成です。
好みの大きさに切って、そのままつまみでも食べられますし、寿司ネタや丼にしても美味しいです。酢で締めれば3日~4日はもつので、数日分まとめてつくっておくと便利です。
9.アジの昆布締め
アジは3枚におろして、骨抜きと皮引きをします。
昆布の表面の汚れを濡れた布巾でふき取り、アジを昆布ではさみ輪ゴムで留めます。
3時間程度おくと完成です。
10.アジの塩焼き
アジは内臓を取り、表面とお腹部分を水洗いします。
その後、表面と内臓に塩を付けて15分おきます。
水分をふき取り、再度軽く塩を表面に付けて焼きます。大きいアジの場合は、身の太い部分に切り込みを入れて、盛り付ける面から焼くようにします。
11.アジの一夜干し
一夜干しのアジを身から焼きます。最初に強火で焼いて旨みを閉じ込めます。その後、中火で火を通します。
最後にアジを返して皮目を30秒ほど強火で焼いて、皮目をパリッとさせて完成です。
アジの一夜干しについてさらに詳しく知りたい方は、関連記事をご覧ください。
12.アジの骨せんべい
3枚におろした後に残った中骨と頭を使います。頭はアゴの方から包丁を入れて開きます。
頭と骨に塩を振って10分ほどおき水分をふき取ります。
170度の油で5分揚げ、塩を振ってレモンを添えたら出来あがりです。
13.アジハンバーグ
アジの身をミンチにします。刻み生姜とネギを加えてよくこねます。
油を敷いたフライパンで、両面こんがりするまで焼きながら火を通します。
焼き上がったアジを皿に盛り、タレをフライパンで一煮立ちさせたら、アジのハンバーグにかけて完成です。
材料(2人分):アジ4尾、しょうゆ・大さじ4、砂糖・大さじ1、みりん・大さじ2、酒・大さじ2、大根おろし30g
14.アジの蒲焼き
3枚におろして、骨抜きした身を使います。皮は残しておきます。
アジに片栗粉をまぶして、フライパンで皮目から焼きます。皮がカリッとしてきたら、返して身の方を火が通るまで焼きます。
最後に合わせたタレを入れて、タレがよく絡んだら完成です。
材料(4人前): アジ・4尾、片栗粉・適量、しょうゆ・大さじ2、砂糖・大さじ1、みりん・大さじ1、酒・大さじ1、水・大さじ3
山椒を振りかけるとさらに美味しくなります。
15.アジのムニエル
3枚におろして、骨抜きと皮引きをした身を使います。身に塩コショウを振って下準備しておきます。
フライバンにバターを入れて溶けてきたら、アジを皮目から焼きます。
1分程度焼いたら、返して身の部分を焼いて火が通れば完成です。
16.アジフライ
アジを3枚におろして、骨抜きと皮引きをします。切り分けて冷凍したアジの使用も可。
アジに塩コショウを振り下準備をしておきます。アジに片栗粉をまぶして、溶いた卵に付けます。
粗めのパン粉につけて、170度の油で4分揚げれば完成です。
17.アジのつみれ汁
アジのつみれを出し汁に入れて火が通れば完成です。つみれの作り方は、下処理の基本で確認してください。
つみれ汁のダシにおすすめな関連記事は、無添加だしパック「やすまるだし」の特徴と使い方【実食レビュー】をご覧ください。
18.アジのあら汁
内臓を取ったアジを水洗いして、塩を振って10分程度おきます。水分をふき取りぶつ切りにします。
水にぶつ切りにしたアジを入れて沸騰させ、灰汁を取り除きます。
味噌を加えて完成です。
お好みで野菜を入れても大丈夫です。
19.アジの味噌汁
アジの切り身を用意します。普段味噌汁を作るようにアジを入れて作れば、アジの簡単味噌汁の完成です。栄養満点のお手軽メニューです。
20.焼きアジの冷や汁
アジの冷や汁は、焼いた一夜干しのアジを使います。白いりごまと味噌を冷やした水を加えて好みの加減に調整します。
薬味野菜の青ねぎ・青じそ・みょうが・きゅうりを刻んで下準備しておきます。
冷ましたご飯に細かく切ったアジと冷や汁を加えて完成です。
材料(2人分): アジ・2尾、白いりごま・大さじ2、味噌・20g、青ねぎ、青じそ、みょうが、きゅうりなど適量
まとめ
アジの様々な調理を見てきましたが、保存も出来て日持ちもするので、アジはとても万能な食材です。
手軽に釣りでもゲットできるので、トコトンまでアジを釣って、アジを食べ尽くしましょう。
これで、アジが大量に釣れても大丈夫です。もっと釣りたくなりますよ。
アジ釣りについての関連記事は、横浜山下のライトアジ釣りタックル!釣り方と仕掛け全てを徹底解説をご覧ください。
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