【釣りのための小型船舶免許】国家試験免除で簡単取得
実際に一級小型船舶の免許を取得した経験から、気になるポイントを解説していきます。
相模湾のカツオ釣りで乗合船に乗っているうちに、「船を自分で操縦して釣りに行けたら最高」、「一級船舶免許を持っていたらかっこいいかも」と思い、フィッシングショーで登録小型船舶教習所のブースを見つけ、その場で申し込み。
2018年3月に一級小型船舶操縦免許を取得しました。
国家試験免除で意外と簡単に取得できます。
目次
- 小型船舶免許の種類と条件
- 小型船舶免許の取得
- 小型船舶免許取得方法
- まとめ
1.小型船舶免許の種類と条件
小型船舶免許は、船舶の大きさ、航行区域に応じて種類が分かれています。
一級船舶免許の航行区域は制限なしですが、100海里を超えて航行する場合は、一級船舶免許を持っている人だけではなく、エンジンの故障などにも対応可能な機関士(六級海技士以上)を乗船させる義務があります。
例えば、ハワイまで船で行こうと思った場合は、一級船舶免許を持った自分だけでは行けません。
六級海技士を同乗させ、その距離の運航ができる船が必要になります。もちろん行先の港長の許可も必要です。
海里は長さの計量単位で、1海里は1,852mです。5海里はおよそ9.3km(9,260m)、100海里はおよそ185kmです。
日本の沿岸部で少し沖に出て釣りをするのであれば、やはり一級船舶免許が必要です。
近場の釣りやクルージングであれば二級船舶免許でも十分です。
一級小型船舶免許に決めた最大の理由は、この航行区域です。
免許の取得は、釣りをメインで考えていたので、航行区域に制限がないのは魅力的でした。
2.小型船舶免許の取得
小型船舶操縦免許を取得するには、2つの方法があります。
国家試験を受験する「受験コース」と国家試験が免除になる「教習コース」です。
小型船舶操縦士国家試験を受験する「受験コース」は、学科試験、実技試験、身体検査に合格する必要があります。
小型船舶の操縦知識がある人や短期間で免許を取得したい人向けです。
「教習コース」は、登録小型船舶教習所で一定期間講習を受講した後に、国家試験と同等の内容の学科および実技終了試験を受験して、合格すれば国家試験が免除になります(別途指定機関で身体検査を行う)。
船舶についての知識がなく、いちから始める人に向いています。
私は、知識もなく勢いで決めたので、「教習コース」を選んで取得をしました。
国家資格試験が免除といっても、国家試験と同等の終了試験に合格しないと免許は取得できませんので、しっかりと講習を受講して試験にのぞまないと合格はできないレベルです。
学科に含まれる項目は、船舶に関わる様々な知識が増えるので、学科試験に合格するためだけではなく、その後の航行にも役立つものばかりです。
3.小型船舶免許の取得方法
小型船舶操縦免許の取得のパターンは、3つあります。
【登録小型船舶教習所コース】
登録小型船舶教習所で、所定の学科や実技の教習を受けて、終了試験を受けます。
規定の課程を履修し、修了試験に合格すると、国家試験が免除されます。
受講時間の目安は、一級小型船舶で学科24時間以上、実技12時間以上。
二級小型船舶は、学科12時間以上、実技12時間以上です。
【免許スクールコース】
免許スクールの講習を受講し、国家試験を受験するコースです。
受講時間の目安は、一級小型船舶で学科1日から2日。二級小型船舶は、半日から2日です。
【独学】
個人で勉強して国家試験を受ける方法です。学科試験は、独学でも可能だと思いますが、実技試験のためには、免許スクールで講習を受けたほうが良いと思います。
船舶についての知識がある人や操縦について理解ができている人は、免許スクールに通うか独学で時間を短縮して、国家試験を受験することが早道です。
費用面では、独学が一番安く取得することができます。
船舶についての知識がなく初めての人は、教習コースが良いと思います。
すべてのことが、教習所で完結するので、安心感があります。
まとめ
どのパターンで小型船舶操縦免許を取得するかは、費用や時間などを考慮して選びましょう。
教習所での取得が一番費用がかかりますが、平均的には10万円~15万円くらいです。
私は、フィッシングショーでキャンペーン中に申し込んだので、とてもお得に免許を取得することができました。
小型船舶免許の取得後は、本当に楽しいマリンライフが待っています。
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