【コマセマグロ釣り方基本】 相模湾コマセマグロタックル・釣り方

2023年10月3日マグロ・カツオ釣り,釣り

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関東圏でマグロが釣れるとあって、シーズンには多くの釣り人が訪れる相模湾。

関東近郊で、釣り場も各漁港から近いため人気のコマセマグロ釣りは、毎年8月1日に解禁され、8月初旬から10月後半くらいまでがシーズンです。

シーズンになると回遊するキハダマグロを追いかけて、大きな船団ができるほどです。

キハダマグロ釣りの魅力は、何といっても強い引きを味わえることです。

ときには50kgオーバーのキハダマグロもあがるので、大物狙いの釣り人にはたまらない魅力です。

今回は、相模湾のコマセマグロのタックルと釣り方について解説していきます。

目次

  1. コマセマグロ釣りタックル
  2. セッティング
  3. 仕掛けの投入
  4. アタリ・合わせ・やりとり
  5. マグロの処理
  6. まとめ

1.コマセマグロ釣りタックル

相模湾でのコマセマグロ釣りは、ときには50kgオーバーもあがるほどです。

平均でも20kg~30kgの大物狙いのため、しっかりとしたタックルをそろえましょう。

ロッド/竿

キハダマグロを狙う場合、専用の大物釣り用のロッドが安心です。

各メーカーから専用ロッドが販売されているので、対象魚にキハダマグロが含まれているロッドを選びましょう。170cm~200cmのワンピースロッド。

私が使用しているこのロッドは175cmでとても扱いやすいです。

使用しているロッドは、スタンディンググローリア175。

コマセキハダに対応しています。

全長1.75m、おもり負荷80〜300号、強度重視の完全グラスソリッドワンピースロッドです。

80号のコマセカゴでも柔軟に竿先は振れます。このバランスで3万円前後は、安いと思います。

コマセマグロのロッドについて、更に詳しく知りたい方は、関連記事を参考になさってください。

関連記事・・相模湾コマセカツオ釣りロッド!185cm以下のおすすめ11選

リール

パワーのある電動リールか大型手巻きリール。PEライン8号~10号を400m以上。

使用しているリールです。DAIWA シーラインLD 60II SP。PEライン8号600m、10号500m巻くことができます。10号を500m巻いています。巻き取り長さHI118cm、LOW 52cm。キハダにも十分対応できます。カツオならゴリ巻きでも、ブレない安定感があります。

「DAIWAシーラインLD60Ⅱ SP」についての詳細記事は、【キハダ・カツオ釣りの手巻きリール】DAIWAシーラインLD60ⅡSPがおすすめをご覧ください。

DAIWAリールのメンテナンスに関する記事は【DAIWAのリールのメンテナンス方法】メンテナンスは「SLP PLUS」の会員サービスがおすすめをご覧ください。

仕掛け

ハリス20号~30号。全長3m~6m。マグロの大きさや状況によって、ハリスを選んで使います。

天秤

カツオ用天秤。マグロ用天秤。

コマセカゴ

80号~100号。各船宿などに確認してください。

2.セッティング

船に乗り込んだら、出船までの間に身の回りのセッティングを行います。いつ始まっても良いように万全に準備をしておきましょう。

キーパーのセッティング

ロッドを固定するためのキーパーを最初にセッティングします。

キーパーは船宿で借りるか、持参します。キハダマグロ釣りでは、必ず必要になります。

身の回りのセッティング

バケツ・桶・ザルをセッティングします。

桶は、船尾側に置きます。

船は常に前方から風を受けるため、右舷の座席の場合は、キーパーの右側。

左舷の場合は、キーパーの左側です。

移動中は、船内に入れておき、釣りが始まったら船外に出します。

仕掛けのセッティング

天秤・コマセカゴ・仕掛けをつなぎ、いつでも釣りが始められるようにセッティング。

オキアミの準備

コマセ用のオキアミを解凍します。

バケツに海水を入れ、袋に入ったままのオキアミを投入します。

釣り場のポイント近くなったら、解凍したオキアミをザルに入れて桶の上に置きます。

コマセカゴにオキアミを入れておきます。6割程度で大丈夫です。

付け餌の準備

オキアミの中から、大きくてしっかりしたものを選びます。別売りの付けエサは形もしっかりしていて大きさも整っています。付けエサは、クーラーボックスで冷やして保管しておきます。

付け餌を付ける

付けエサは、大きくてしっかりしたものを使います。尾の部分をハサミで切り、尾のほうから頭のほうにかけて針をまっすぐに通し、頭に近い部分で足のほうに針先を出します。

オキアミを丸く針に掛けた丸掛けも効果的です。

3.仕掛けの投入

釣り場のポイント近くになると、船が減速します。船長の指示が出たら、仕掛けを投入します。

①コマセカゴを海に投入します。ハリスに近い方の天秤を持って投入するとやりやすいです。

②リールをフリーにして、指でラインを抑えながら落ちる速度を調整します。

③ハリスを手で持ち、ハリスが絡まないように、送り込みます。

④仕掛けを投入したら、竿を持ち竿先を下げるとスムーズに送り込むことができます。

⑤指示ダナまでカゴを下ろします。船長の指示ダナが「40メートル」でハリスの長さが「4メートル」の場合は、「44メートル」まで下ろします。

⑥指示ダナで10~20秒程度待ち、ハリスをなじませます。そのあと、竿を1mほど上にしゃくりコマセをまきます。同時にリールの糸を巻き上げます。これを2回~3回繰り返し、指示ダナにコマセカゴを位置させキーパーに設置して置き竿であたりを待ちます。

4.あたり・合わせ・やりとり

キハダマグロのあたりは突然訪れます。あたりが出て一瞬竿が引き込まれますが、動きがなく走り出さないときは、力強く合わせます。

合わせは、キハダが飲み込んだ針を口の中から引きづり出して、カンヌキと呼ばれる口の横の部分に針を掛けることです。

キハダがあたり後にすぐに走り始めた場合は、走るのが落ち着いたら合わせを入れて、針をカンヌキに掛けます。

キハダは、細かい歯がびっしりとあるので、合わせがきまらないとハリスが切れてなかなか釣りあげられません。

キハダは、走りが止まるまでは走らせ、止まったら巻くの繰り返しで、海面まであげてきます。

途中、サメに追いかけられたり、食われることも多く、海面に近づくにつれて円を描くように上がってきます。

海面近くにきてもまた走り出す可能性があるので、タモに取り込み船に上がるまでは、一瞬も油断ができません。

5.マグロの処理

釣りあがったキハダはすぐに血抜きをします。

キハダのエラに包丁を入れて切り、すぐにホースを口に入れて血を流し続けます。

船長や中乗りの方が手伝ってくれるので大丈夫ですが、サイズが大きいため一人では処理できません。

血抜きをした後は、船の大きなクーラーボックスで冷やしておきます。

釣ったマグロは、船宿まで運んでくれるので、船宿で待っていれば大丈夫です。

マグロを計量してくれる船宿もありますので、記録しておけます。

船宿によっては、さばいてくれるところもあるので、確認してみてください。

大きいクーラーボックスに入れる場合でも、頭と尾は切らないと入りません。

マグロ専用の袋も売っているので、捌かずに持って帰ることもできます。

一度、捌かずに家に持ち帰りましたが、釣り場で見るのと違って、より一層大きく感じます。

そして、自分で捌くのもなかなかの大仕事です。

使った道具は海水まみれになっているので、その日のうちにお湯でしっかりと海水を落としておきましょう。

クーラーボックスについては、関連記事をご覧ください。キハダ・カツオ釣れたらどうする?最適なクーラーボックスの選び方

6.まとめ

相模湾でのコマセマグロ釣りの釣り方について解説してきましたが、釣り人なら一度は釣りあげたい大物の魚のマグロが相模湾で釣れてしまうのです。

一度その世界にはまり込むと抜け出せなくなるほどの魅力があります。

釣り方をマスターしてしっかりと道具を準備して、相模湾のコマセマグロ釣りに挑戦してみましょう。